リアクション

言うまでもなく会話における一番大切なこととはリアクションなのだが、これが結構難しい。話を聞いてますよ、と確実に相手に伝えるのには技術が必要だ。

リアクションの模索をしている人が使いがちなのは「要するに」だ。自分なりに真面目に聞いて噛み砕き整理してますよという意味だ。しかしこれは相手に不快に思われてしまうこともある。俺ってまとめなきゃならんほど説明下手なの?と思われてしまうらしい。まあ大抵の場合その通りだし、冗長な語り口で話し手も聞き手も迷子なのだが。

この言葉はこちらにも危険がある。全然要する事が出来ていないかもしれない、つまり間違った解釈をしているのかもしれないのだ。相手は不快、こちらも恥をかく。「要するに」はグダグダな会話を終わらせる唯一の切り札、大勝負と言っても過言ではない言葉だ。
まあそもそも言った時点で不快に思われてしまうならそれは相応しいリアクションとは言えないかもしれない。

そこで私が提唱したいのは相手の発言を繰り返すというものだ。
「俺食べちゃいたいって言葉嫌いなんだよねー」「食べちゃいたいって言葉?嫌いなの?」
こんな具合だ。文にするとアホらしくて進展のない会話になりがちだがしかしこれはかなり功を奏す。
親に説教をされた時に「分かった?分かったなら自分が何をしちゃいけないか言ってみて」と言われた経験は無いだろうか。まあ無いかもしれないが。親の主張を自分で口にすることによって大体の説教は終わる。これは相手が自分の話を聞いているかどうかの証明方法としてかなり強いものだというのが分かる。

毎回これで乗り切れるわけはないが、「要する」程の判断材料がない時はこれで凌ぎ、なんとなく分かったら自分の中で噛み砕いて、反芻したり、増長させたり、反論したり、要してみる。
ただただ相手に聞いてもらいたい、そんな人に対して強い効果を持つオウム返し。リアクションの候補の一つに是非入れてもらいたい。


便利な言葉:の中に「どうも」がある。
どうも→すみません、ありがとう、こんにちわ、お久しぶり、お世話になってます
こんな感じで相手が勝手に都合のように受け取ってくれるのだ。口下手にはとても使い勝手が良い!!